おでんさんのメモ帳

私に宛てた弔辞

本日、7月1日は私の誕生日でもあります。

 

誕生日だからといって、特別な事をする予定もありません。好きなチョコレートを少し食べようかな…

 

くらいにしか考えていません(^^;)

 

子供の頃から、誕生日だからといって何かをしたという記憶がありません。。

 

今年の誕生日は、自分で自分の弔辞を書いてみようかとおもいます。43歳の誕生日を迎えたと同時に、旅立った私に私が弔辞を読む設定です。

本来の意味合いとは異なりますが、そこは目を瞑っていただけたら助かります。。

 

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ゆみちゃん(本名です)、43歳のお誕生日おめでとう!そして、この良き日に、あなたに別れの挨拶をすることになるとは思いもしませんでした。

ゆみちゃん、43年間、生きてきて幸せでしたか?

あなたは、幼少期からお姉ちゃんとして育てられてきましたよね…

1才下、3才下、9才下のいとこ。

5才下の弟。

近所の子供達も、周りは年下ばかりの環境だったよね。子供の頃から頼られる存在で、人に頼ることができなかったよね。何か周りの大人に言うと、お姉ちゃんだから我慢しなさい!って言われて育ったよね。辛いことがあったり、しんどい思いをしても、私が我慢したら何とかなるって思ってしまうようになっていたんだよね。だから、周りはゆみちゃんに甘えてしまって、それが辛かったんだよね。勇気を出して友達に相談したら、軽くあしらわれたり、笑われて余計に辛い思いをした事もあったよね。話さない方が良かった!って泣いていた時もあったね。

我慢の限界にきて、中学の時に爆発したよね。

みんなは覚えていないかもしれないけど、実は根に持ってるよね。影でこそこそ悪口を言ってるんじゃないか?って、周りを信じきれずにいたよね。

そんなことない!って言われても、そこは疑っていたよね。

その頃、たまたま知ったフリッパーズギターというバンドに衝撃を受けたね。その頃にどうしてフリッパーズギターいいよね!って周りに言わなかったの?笑われるのが怖かったのは分かるけど。

高校では吹奏楽部に入ったのは、本当は音楽がやりたかったからでしょ。周りは中学からやっている状況で、初心者で飛び込んだよね。色々と周りから言われながらも、辞めずに引退の公演までやりきったのは本当に凄いと思うよ。

高校の時に、L⇔Rというバンドに興味を持つも、友達には話せずにいたよね。知らない、って言われるのが怖かったから?短大に進学して一気にブレークしても、今更言えない雰囲気だったね。意を決してバイト仲間に話したら、ノッキンで?って散々言われてその場では笑っていたけど、一人になって泣いた日もあったね。

今日はゆみちゃんの好きな『ブルーを撃ち抜いて』を流しながら、この弔辞を読んでいるよ。

ちゃんと聞こえているかな?

ゆみちゃん、

仕事は就職氷河期の時期で、かなり妥協したよね。

最初に入った生保では、御得意先に挨拶するためのビラ作りが一番楽しい!って言ってたね。本来の営業の仕事よりも、ツールを手書きしているのが楽しいって。それじゃ契約は取れないって分かっていても、読んでもらう人の事を考えながら作成するのが楽しい!って本来の仕事よりも真剣に取り組んでいたよね。面白そうなネタを探して書き上げて、喜んでもらうことに、仕事のやりがいを見出していたんだよね。それが結果に繋がったこともあったけど、地元に帰ったんだよね。

喜んでもらえるものを自分で作りたいのと、何かを伝える事が仕事をしたい!と思って、広報科のある短大を選んだよね。

何かを思い出したように、一時は手書きのDMもやってたね。

自分の伝えたい事を手書きして、コピーして送っていた時もあったね。

書いている時のゆみちゃんは、めっちゃ楽しそうだったよ!今、思い出したけど、幼少の頃は水森亜土さんが好きだったよね。家で亜土さんの真似をして怒られたよね。書くのが楽しいと感じるのは、亜土さんの影響だったんだね。

仕事で疲れてなんかもう書く気力が無くなった、なんて言ってたけど、今頃、空の上で雲を机にいっぱい紙に何か書いてるかな?それとも、空をキャンバスにしているのかな?

ゆみちゃん、ゆみちゃんは最期の最期まで自分のとこは後回しにしていたよね。自分がしたい事を言うのは、本当に勇気がいる事だよね。それを笑われると萎縮しちゃってたよね。

言いたい事もうまく言えずに、黙って聞いてるゆみちゃんに甘えてしまっていたね。

43年間、本当にありがとう。私として生きてくれてありがとう。

43歳って、早すぎるよ。。。

明日の25時は、星野源ANNの時間だよ?

ドームツアーのDVDも予約してるんでしょ?

どうすんのよ!本当に、バカ。。

そんなゆみちゃんへ、最後に一言。

Just say I love me!!!

思う存分、そちらの世界であるであろう、黒沢健一さんのライブに行って楽しんでくださいね。

 

 

令和元年7月1日